中学生の皆さんへ



校長より中学生のみなさんへ

中学生の皆さんへ

 一人一人が個性的なアクティブラーナー(積極的に学べる人)になりましょう  

  本校は、平成28年度からアクティブラーニング推進校に指定されました。
アクティブラーニングを活用した授業というのは、従来行われていたような先生が一方的に生徒に伝えるという授業ではなく、生徒が自ら積極的に学ぶ姿勢が育つような授業です。授業の仕方はいろいろな方法があるので、杉総の先生方は勉強会などをしながら研究を重ねているところです。杉総の生徒が学生時代だけでなく生涯にわたって自らの意思で意欲的に学べる人になれるよう頑張っています。

 さて、それでは、どうやったら自分から学べるようになるかということですが、まずは自分の興味を持っている分野について学ぶことが一番です。
たとえば、部活動でサッカーをやっているとしたら、いい選手になりたい、うまい選手になりたいという目標を持っていますね。であれば、どうやったらドリブルがうまくなるのか、どうやったらシュートがきめられるのか、その時のフォームは、相手との距離は・・・・等々、どんどん深くまで一生懸命研究すればいいのです。
インターネットでもいいし、本を読んでもいいし、テレビで選手の映像を見て研究するのでもいいですね。研究したら実践し、工夫し、ダメならまた研究する。分かったと思っても、また分からなくなる。その繰り返しが大切です。研究の深さは、こうなりたいという気持ちに比例するかもしれませんね。
この時のあなたは、自分から学ぶ人(アクティブラーナー)になっています。

 ところで、今回のタイトルには「個性」がついています。みんなと同じように学んでいたら、個性は育ちにくいですよね。自分の興味のあること、自分の好きなことに打ち込み、自分の足りないところを何とかしようとする行為は、きわめて個人的で個性的です。
先ほどのサッカーの例でいえば、守備を向上させたい人、体力をつけたい人、ボール扱いを向上させたい人など、目標は人によってみんな違います。それぞれが、自分の課題を見つけ、それを改善するために突き詰めて研究していったら、結果として、とても楽しい集団になります。そして、その集団はとても強くなると思いませんか。それぞれの個性が互いに刺激し合い影響し合って全体として非常に魅力的な集団になっていくはずです。

 社会全体についても同じことが言えます。それぞれが、それぞれの前向きな課題を見つけ、楽しみながら研究している人がたくさんいる社会。いいと思いませんか? 私はそういう社会って素敵だなと思います。

 中学生のみなさん、杉総では2・3年次にたくさんの選択科目を用意しています。
興味のあることをどんどん学び、個性的で魅力的な人になってみませんか!
以上

平成28年12月20日
東京都立杉並総合高等学校長  若林 直司

● 中学生のみなさんへ中国語・韓国語講座のご案内です(2016.11.21)  NEW!

中学生の皆さんへ 
 平成29年度入学制から第二外国語(中国語か韓国語を選択)を必修科目にします。

 ニ−ハオ!  アンニョンハセヨ!
 杉並総合高校では、平成29年度の入学生から、1年次に全員が第二外国語(中国語か韓国語のどちらかを選択)を学ぶことができるようになります。第二外国語だけの必修選択は東京都で初めてです。全国的にも非常に少なく、第二外国語の学習に関しては、杉総はまさに日本の最先端の取り組みを始めたと言えます。

 週に1時間なので難しい表現は無理ですが、楽しく学びながら、簡単なあいさつや会話が聞き取れたり、話したりできるようになります。英語がちょっと苦手という人でも大丈夫! 会話中心に学びますので誰でもある程度のコミュニケーションがとれるようになります。1年次で学んだあと、もっと学びを深めたいと思った人やほかの言語を学びたいと思った人は、2年次、3年次の選択科目には、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語がありますので、さらに学べるシステムになっています。

 杉総のキャッチフレーズは、「志を世界に繋ごう 自己実現・国際人・生涯学習」です。その実現のために特に力を入れているのが、「国際理解教育」です。これまでの取組が評価され、平成28年度は、東京都の「姉妹校交流推進校」にも選ばれました。 韓国語と中国語という第二外国語だけの必修選択を東京都で初めて実施する理由は、次のとおりです。    @中国、台湾、韓国は、日本に一番近い外国(隣国)であり、ビジネスパートナーとしてもいろいろな交流の相手国

    としても重要であり、将来的に、仕事等で簡単な会話力が必要となる可能性があります。また、訪日客のベスト3が

    これらの国々です。
    A杉総は、多くの外国の高校生を招いて交流していますが、中国、台湾、韓国からはほぼ毎年杉総を訪問してく 

    れており、国際交流をする機会が多いことがあげられます。
    B平成27年度から2年次で台湾修学旅行を実施しています。  

 今月の17日(火)には、修学旅行で交流する台湾の内思高級工業職業学校の生徒が30名本校を訪れ、姉妹校の提携を結びました。 

 

 東京都教育委員会は平成28年度の主要施策の中で、個々の能力を最大限に伸ばす方策の一つとして、世界で活躍できる人材の育成を掲げています。 活発な国際交流をより有効な教育活動にするために、また、コミュニケーション力向上・異文化理解向上のため中国語か韓国語を全員が学び、将来に生かせる学校にしていきます。 中国語や韓国語を学んだら、なるべく使える場面を多く設定し、学んだ会話力を実践できるよう学校の教育活動をさらに工夫していきたいと思っています。

 興味を持った中学生の皆さん、ぜひ杉総の学校見学会や説明会にお越しください。詳しく説明します。

以上

平成28年5月25日
東京都立杉並総合高等学校長  若林 直司

「中学生の皆さんへ」 

 

 推薦と学力検査に基づく選抜が終わり、合格発表を待つばかりになっています。おかげさまで杉並総合高校は、推薦の倍率が3.24倍、学力の倍率が1.78倍と高倍率になりました。しかし、その高倍率の結果、残念ながら杉総の合格を得ることができなかった多くの中学生がいます。不合格になってしまった中学生の皆さんは、もう杉総のホームページを見ていないかもしれませんが、今回はそんな皆さんに、私自身の昔話をして励ましの言葉にさせていただきます。

 私は静岡県富士市で生まれ、高校進学時に父親が高血圧で倒れ、大学には行けないということで富士市立吉原商業高校に入学。現在は校名が変わって富士市立高等学校になっています。
 部活動は剣道部。生徒会長などもやらせてもらって、のびのびとした高校生活を送りました。もともと就職するつもりだったので、市役所が第一希望でしたがその年は求人がなく、そこで税務署の試験を受けました。合格すると給料をもらいながら税務大学に行けるということだったので、頑張って勉強しましたが作文で大失敗。どういうわけか鉛筆が進まず、焦れば焦るほどだめで結局半分ぐらいしか書けませんでした。こんなことは人生でもこの1回だけです。と言うわけで、友達は合格し自分は不合格。
 しかし、病気がちだった父が回復し大学に行ってもいいということになり、推薦で千葉の私立大学に行けることになりました。4年次の就職試験では、17倍の就職試験に受かったのに健康診断で不合格。結局、試験に健康診断のなかった御徒町にあるアメ横感いっぱいのデパートに就職しました。ここでは白い長靴とエンジのエプロンをして大声で呼び込みをしながら、鮮魚売り場で2年ほどアジの開きや年末年始には新巻鮭やおせち料理を売ったり、催事売り場で〇○物産展などの仕切りをさせてもらったりしました。仕事はすごく楽しかったです。頑張ればすぐに売り上げにつながる面白さがありました。魚のこともかなり勉強しました。

 その後、退職を決意し、昔なりたかった教員の道を志し、アルバイトをしながら教員採用試験の勉強をし、何とか東京都の商業科の教員に合格。銀座を通り、東京駅からバスで配属先の学校に面接のために向かう途中、銀座の街を見ながら、まさか現実に自分が高校の先生になれるなんて、と、すごく嬉しかった記憶があります。
 このような経過を経て、今は杉並総合高校の校長をしています。どうですか? 人生ってわからないものですよね。過去を振り返ると、結構挫折感も味わっていますよね。でも、そのたびに違った道に進んでも、自分なりにいつも前向きにやってきました。人生は、こうじゃなければいけないなんてことは絶対にありません。
 回り道だと思えることも長い人生では、すべてプラスになります。後悔したり、くよくよしたりしても何ひとついいことはありません。目の前に開けた新しい道こそ、自分に与えられたあなたの未来に向かう道です。今まで描いていたイメージとは少し違うかもしれませんが、大きな方向性はきっと一緒ですよ。 共に頑張りましょう!


以上

平成28年3月1日
東京都立杉並総合高等学校長  若林 直司

「自分を成長させることのできる学習コンテンツ(学習環境や内容)が具体的にある学校を選ぼう。」

 

 受験生のみなさん、進学する高校は決まりつつありますか。夏休みに高校を見学し説明会などで話を聞いて決定しようという人がほとんどでしょうか。高校選択のアドバイスとして、昨年は、「個性的な学校を選んではどうですか」という話を書きました。
今年のアドバイスは、「自分が成長することのできる学習コンテンツ(学習環境や内容)が具体的にある学校を選ぼう。」です。  

 高校はどこもあまり変わらないと思っている人はいませんか? 実は、高校はそれぞれ、先生方や生徒、学校全体の雰囲気が違います。教育方針も内容も全然違います。まず、そのことを頭に入れておいてください。貴重な高校時代。せっかくなら自分に合った高校を選びましょう。

さて、あなたは、高校で何をするのか、何をしたいか、考えたことがありますか。有名な大学に進学できる高校。大好きな部活動を一生懸命やれる高校。大好きな行事が思い切りやれる活発な高校。落ち着いた雰囲気なる学校。自由な雰囲気のある学校。厳しい学校。いろいろありそうですね。


中学生の皆さん、次のような視点で高校選択を考えてみてはどうでしょうか。

もしその高校に進学したとしたら、今より自分を成長させることができるだろうか。自分の潜在能力を開花させることができるだろうか。今より、幅広い考え方や、積極的な行動力を身に付けることができるだろうか。今より、広い視野を身に付けることができるだろうか。

選ぼうとしている高校が、自分を成長させるための学習や経験値を上げるための具体的な学習コンテンツをどのくらいもっているかを調べましょう。自分でその高校の指導方針や目標を調べ、その実現のために、具体的にその学校が生徒に何をさせようとしているのか。ここが肝心です。

夏休みは、こんなところに注目をして、ぜひいろいろな高校を調べてみて下さい。学校案内だけ見て決めようなんて思っていませんか? 実際にその高校に行ってみることが大切です。
暑さに負けず、体調に気をつけ頑張りましょうね。


☆☆ 杉並総合高校のキャッチフレーズは、「志を世界につなげよう 自己実現・国際人・生涯学習」です。その実現のために、とても、とても、たくさんの具体的な学習コンテンツを用意しています。ぜひ、調べてみて下さい。
国際交流で来校した台湾の高校の校長先生と若林校長(右側) →

以上

平成27年6月25日
東京都立杉並総合高等学校長  若林 直司